激安🇨🇳中華AIで「目的別Bot軍団」を作った話 — 検索・秘書・音楽制作を全自動化
激安🇨🇳中華AIで「目的別Bot軍団」を作った話 — 検索・秘書・音楽制作を全自動化
出典: note.com / 2026-03-10
きっかけ
「1つのAIに全部やらせる」のは限界がある。
人間だってそうだ。秘書に調査報告書を書かせて、同時に音楽プロデュースも頼む馬鹿はいない。得意分野が違うんだから、専門家を分けるのが当然だろう。
AIも同じだ。
NullClawという「軽量AI」を使う
OpenClawという自律AIシステムを普段使っている。これはフル装備の重量級だ。
もう1つ、NullClawという超軽量版がある。Zigで書かれたバイナリひとつ、678KB。メモリ1MB。こいつを目的別に何体でも立てられる。
今回、3体の専門Botを作った。
第一 ジャービス — リサーチ専門機
24時間365日、特定のテーマについて自律的にリサーチを回し続ける。2時間ごとに起動して、チェックリストの未調査項目を1つ拾い、検索して、レポートを書いて、寝る。
起きたら54項目中の半分以上が埋まっていた。寝てる間にAIが勝手に調べてくれる世界。
第二 セクレタリー — 秘書Bot
Gmail、Googleカレンダー、Google Driveを操作する。「今日の予定は?」「このメール返しといて」が自然言語で通る。gog CLIという非公式のGoogle Workspace CLIツールを噛ませている。
第三 ダビンチ — マルチメディア工場長
画像生成(ComfyUI)、動画生成(LTX Video)、音楽生成(ACE-Step)の3つの工場を統括する。Telegramで「こういう曲作って」と言えば、ローカルのM1 Macで生成して、音声ファイルを返してくる。
ポイント:全部タダ
3体とも、頭脳にはAlibaba CloudのCoding Plan(月$10)に含まれるqwen3.5-plusを使っている。月18,000リクエストまで使い放題。3体合計でも余裕で収まる。
つまり1体あたりの追加コストはゼロ。
「数十体のBot軍団」も夢じゃない
今は3体だが、原理的には何十体でもいける。
料理レシピBot、翻訳Bot、SNS監視Bot、株価分析Bot、議事録Bot——用途の数だけ専門Botを立てて、1つのオーケストレーター(俺の場合はOpenClaw)が束ねる。
Alibaba Codingの18,000リクエスト/月は、10体のBotで割っても1体1,800リクエスト。1日60回。十分だ。
これで最大契約のAnthropicでも持たないKT艦隊のトークン燃費の悪さも解消されそう。APIの月間上限を20倍でも20%ほど足らない。高性能モデル(Claude Opus)を「ここぞ」という判断に使い、日常作業は無料モデルに投げる。この二層構造で、もうあと少しで届く開発…やり切れる!
実際に音楽を作ってみた
Spotifyの再生履歴から音楽的な人格を分析して、その結果をACE-Stepの音楽生成AIに食わせた。
出てきたのは、ネオソウルR&Bにフランス語とスペイン語が混ざった、夜の街を歩くような曲。自分の好みをデータで渡したら、自分の好みの曲が返ってきた。生成時間50秒。コスト0円。
「AIで曲を作る」のは知っていた。でも「自分の音楽人格をAIに分析させて、その結果でAIに曲を作らせる」のは、思った以上に面白い体験だった。
まとめ
1つのAIに全部やらせるな。目的別に分けろ。 高いモデルを常用するな。無料で済む仕事は無料でやれ。 人間が寝てる間にAIが働く。それが自律エージェントの本質だ。
月$10で、寝てる間に調査が進み、秘書がメールを管理し、音楽工場が曲を量産する。
この世界、もう始まっている。
この記事は note.com から KTBLOG に移行されました。元記事: https://note.com/famous_prawn2009/n/n3b149fa77644