さあ、500万円を握り締めてアップルショップに並ぶんだ——M5 Ultra Mac Studio 768GBの真実と狂騒の価格
2026年登場が噂されるM5 Ultra Mac Studio。768GB統一メモリの技術的真実と、500万円に達する価格予測。コード、開発型番、中古市場の狂騒から、次世代Macの全貌を徹底解剖。
さあ、500万円を握り締めてアップルショップに並ぶんだ——M5 Ultra Mac Studio 768GBの真実と狂騒の価格
元記事: https://note.com/famous_prawn2009/n/n10130f515155
一、M5 Ultra Mac Studioそのもの:ほぼ確実に来る
まず、前提を固める。M5 Ultraを搭載したMac Studioは実在する。しかも、2026年中に発表される可能性は高い。希望的観測ではない。相互に独立した三つの証拠が、一本の線で結ばれるからだ。
1. コードに刻まれた鉄証(確度95%)
iOS 26.3の内部コードに、「H17D」という識別子が実在する。これはAppleがUltraグレードのチップに与える命名規則と完全に一致する。誰かの願望でも、アナリストの夢物語でもない。Apple自身が、システムレベルでこのシリコンのために席を用意している。コードは嘘をつかない。
2. 独立した開発型番(確度90%)
2025年7月の時点で、次世代Mac Studioを指す「J775c / J775d」というモデル番号が、独立した開発プロジェクトとして報告されていた。今回Bloombergが報じた内容は、この情報と完全に合致する。Appleは存在しない製品に専用の型番を割り振ったりはしない。
3. 数学的に自然なスペック(確度85%)
噂の主要スペックは36コアCPU/80コアGPU。現行M5 Maxが公式に18コアCPU/40コアGPUであることを考えれば、UltraFusionで二つを結合した結果として極めて自然だ。この数学的自明性が、リークの蓋然性を何より支えている。
つまり、M5 Maxより強力なMac Studioそのものは、間違いなく来る。 不確実なのは「いつ」と、そして「いくら」だけである。
二、768GB伝説の誕生:技術は可能、しかし市場は別
ここからが本題だ。今回の報道で最も誤解を生んでいるポイントであり、同時に最も心をざわつかせるポイントでもある。
MacRumorsの見出しは「768GB版が登場する」と読める。しかしBloombergの原文を精査すると、実際のニュアンスはこうである。「Appleは768GBメモリを搭載したM5 Ultraのバージョンをテストした。しかし、メモリ部品の供給不足により、この構成を実際に発売できるかは不透明である。」
この二つの状態は根本的に異なる。ラボで動いたことと、製品としてリリースされることの間には、深くて暗い川が横たわっている。
技術的には完全に筋が通っている
「M5 Maxが最大128GBなのだから、二つ繋げても256GBが限界では」という懐疑は、Appleの設計思想を過小評価している。先例はM3 Ultraだ。M3 Maxの最大メモリは128GBだったが、M3 Ultraとして発表された際、Appleは512GBの構成を公式に提供した。単純な2倍を大きく超える、非線形な拡張を実現したのである。
サプライチェーンの冷たい現実
技術的可能性と商業的現実は別の生き物だ。AppleはM3 Ultra Mac Studioを発売した当初、512GB構成を誇らしげにラインナップしていた。しかしその後まもなく512GBオプションは削除され、現在公式で購入可能な最大メモリはたったの96GBである。
実現パターンの現実的予測:
- 768GBが出るなら、後日のBTO追加となる
- あるいは極度に高額な「受注生産」扱いでごく少数のみ流通
- 最悪の場合、M5 Ultra Mac Studioの発表そのものが2027年へずれ込む可能性
三、「500万円」は誇張ではない:市場が語る冷徹な値札
M3 Ultra 512GBの中古品が、現在300万円から400万円で取引されている。
これはもはや「プレミア」ではない。投機対象化である。150万円で売られていたマシンが中古で400万円になる。その事実を基点にしなければ、M5 Ultraの価格予想など無意味だ。
Apple公式価格(希望的観測):
| メモリ構成 | 予想BTO加算額 |
|---|---|
| 96GB(標準) | 0円 |
| 192GB | +25〜30万円 |
| 256GB | +45〜50万円 |
| 512GB | +80〜100万円 |
| 768GB(仮) | +150〜200万円 |
フルスペック(768GB、8TB SSD)試算:約320万円(税別)、税込350万円超
実勢価格・転売市場——これが現実だ:
初回出荷分は即完売し、転売市場で500万円から600万円。768GBを手にできるのは、世界中でごく一握りの研究者か投機目的の転売ヤーだけになる。「500万円を握り締めてアップルショップに並ぶ」は誇張でも冗談でもない。
なぜそこまでの値がつくのか:
768GBユニファイドメモリのM5 Ultraは、パソコンの皮を被ったAI推論サーバーである。NVIDIA H100(80GB)で768GBのVRAMを確保するには10基近く必要で数千万円。それと比較すれば500万円のM5 Ultraは「破格」という逆説が成立する。
最終判定:賽は振られた
「Appleは768GB版を試作している。技術的には可能だ。しかし今年買えるとは限らない。そして買えるとしても、その値段は500万円を覚悟しろ。」
- M5 Ultra Mac Studio:ほぼ来る
- 36CPU/80GPU:かなり有力
- 768GB市販:テストは本当だが期待は膨らませすぎない方が良い
- 価格:公式300万円超、実勢500万円以上
テクノロジーの進化はいつも、期待と現実の隙間を通り抜けていく。M5 Ultraは確かに来る。だがその時、我々は「買うかどうか」ではなく、**「いくらまでなら払えるか」**という、より原始的な問いと向き合うことになる。
さあ、500万円を握り締めてアップルショップに並ぶんだ。それができるのは、世界でほんの一握りだけだ。