← Back to Home
note.com ·

【加藤ラジコン #228】ドローン機材の選択肢が広がる——日立がNokia機の国内販売権を取得し国産も量産体制へ

【加藤ラジコン #228】ドローン機材の選択肢が広がる——日立がNokia機の国内販売権を取得し国産も量産体制へ

日立がNokia機の国内販売権を取得、プロドローンは量産工場を新設——何が起きたのか

ドローン業界で、供給側の地図を塗り替えるような動きが相次いでいます。まず注目したいのは、日立がNokia ECE製ドローンの国内初の販売権を取得したというニュースです。Nokia ECEの機体は、自動飛行と遠隔運用に強みを持つことが特徴で、操縦者がその場にいなくても設定した飛行に沿って機体が動き、離れた場所から運用を管理できるタイプの製品です。これまで国内で選択肢が限られていた自動飛行・遠隔運用系の機材が、日立という大手の販売網に乗ることで、測量や点検など実務の現場に届きやすくなると期待できます。海外メーカーの技術が国内メーカーの窓口を通じて正式に供給される構図は、アフターサポートや導入時の安心感という面でも意味が大きいと私自身は見ています。

もう一つの大きな動きが、国産ドローンメーカーのプロドローン(Prodrone)に関わるものです。プロドローンは豊和工業内に量産工場を新設し、国産ドローンの安定供給を目指すことを打ち出しました。豊和工業の側も、Prodroneとのドローン開発・製造で連携を強化する方針を示しており、この発表を受けて豊和工業の株価が急騰したと伝えられています。株価の動きそのものは市場の反応ですが、それだけ注目度が高い、つまり「国内でドローンを量産できる体制を作る」ことへの期待が大きいことを物語っています。

この二つの動きを並べると見えてくるのが、ドローン機材の調達先が「海外製に頼る一極」から「海外機の国内正式流通」と「国産の量産体制」という二本立てへと広がりつつある、という変化です。ここまでは報じられた事実の整理ですが、量産工場が本格稼働すれば入手の待ち時間や供給の不安定さが解消される可能性がある、というのはあくまで私の見立てとして添えておきます。いずれにしても、機材を選ぶ側にとって選択肢が増える方向の動きであることは間違いありません。

挿絵
挿絵

自動飛行と遠隔運用、そして国産量産体制の中身を解剖する

ドローンを実務で使う現場では、いかにして操縦者の負担を減らし、安全に運用を続けるかが大きな課題です。今回日立が取得したNokia ECE製ドローンの国内初の販売権は、まさにその課題に応える素材だと言えます。Nokia ECE製の機体は自動飛行と遠隔運用に強みを持つとされ、あらかじめ決めた飛行経路に沿って機体が自ら動く自動飛行と、現場にいながら遠隔地から機体を監視・操作する遠隔運用を組み合わせることで、人が機体のそばに張り付くスタイルから一歩進んだ運用が期待できます。測量やインフラ点検のように、同じコースを繰り返し飛ばして変化を記録する業務では、飛行の再現性がそのままデータの精度に響くため、この自動化の考え方は現場にとって大きな意味を持ちます。なお、具体的な飛行性能や対応業務の詳細は資料からは確認できませんので、ここでは仕組みの傾向としての理解にとどめます。

一方、国産側の動きも見逃せません。プロドローンが豊和工業の構内に量産工場を新設し、国産ドローンの安定供給を目指すと伝えられています。開発はできても量産と供給が課題になりがちな産業用ドローンの世界で、製造業の基盤を持つ豊和工業がProdroneとの開発・製造の連携を強化したことは、機材を長期的に使い続ける側にとって心強い材料です。この発表を受けて豊和工業の株価が急騰したという事実も、市場が国産量産体制の意義を評価したことの表れと読めます。

ホビー派の視点で考えれば、自動飛行や遠隔運用の技術は、そのうち操縦の楽しみ方そのものを広げる要素になるはずです。経路を設計して機体に任せる面白さは、ラジコンで言えばセッティングと走らせ方を磨く楽しみに通じるものがあります。国産機の選択肢が増え、量産で供給が安定すれば、機材選びの視野もぐっと広がるのではないでしょうか。

挿絵
挿絵

測量・点検の現場機材から見える、ホビーユーザーへの波及と楽しみ方

産業用ドローンのニュースは、一見すると仕事の話で、ホビーユーザーには縁遠く感じられるかもしれません。ところが、鹿児島・宮崎で開催されたドローン測量・インフラ点検の無料セミナーでは、DJI Matrice 400やZenmuse L3といった実機が紹介されました。こうした機材の動きを追いかけること自体が、実はホビーユーザーにとって大きな楽しみの源になると感じています。

まず注目したいのは、現場で使われる技術がそのまま個人でも味わえる領域に降りてくる流れです。測量や点検で求められるのは、正確なホバリング、信頼できるデータ取得、そして遠隔地からの安全な運用です。これらは業務用の技術と思われがちですが、裏を返せば、ドローンの基本飛行性能がいかに重要かを産業用機材がていねいに教えてくれます。自分の機体で安定したホバリングを練習することは、現場の要求を追体験する遊びにつながるはずです。

また、セミナーで実機が紹介されるという事実は、機材に触れたり、飛ぶ様子を見られたりする機会が身近に存在することを意味します。無料で開催されている点も見逃せません。カタログや動画だけではわからない、機体の大きさや搭載カメラの雰囲気は、現地でしか得られない情報です。

さらに、国内メーカーの量産体制が整えば、機体選択肢や部品供給の環境が変わる可能性があります。これはあくまで私の見立てですが、産業用途で磨かれた技術がホビー分野にも良い影響を及ぼす展開は十分考えられます。日立によるNokia機の販売やプロドローンの工場新設のような動きを、他人事ではなく自分の趣味の将来に関わる話題としてウォッチするのが、楽しみ方のコツだと考えています。技術の源泉に当たる現場機材から目を離さないこと。それが、この分野を長く楽しむ秘訣ではないでしょうか。

挿絵
挿絵

国産ドローンの安定供給が今後をどう変えるか——展望と私の見立て

連載「加藤ラジコン」の視点で見ると、ここ最近の動きは国産ドローンの安定供給という、趣味と産業利用の両方にじわじわ効いてくる変更だと感じます。まず事実として、プロドローンが豊和工業内に量産工場を新設し、国産ドローンの安定供給を目指しています。量産体制が整うほど、機体の調達や部品の所在がつかみやすくなります。これは推測ですが、供給の見通しが立ちにくい状況より、利用者側の計画が立てやすくなる効果が期待できるはずです。

もう一つの流れは、日立が自動飛行や遠隔運用に強みを持つNokia ECE製ドローンの国内初の販売権を取得したことです。この手の機種が国内で選択肢に入れば、測量やインフラ点検といった業務での採用が進みやすくなると思います。実際、鹿児島や宮崎で開かれたドローン測量・インフラ点検の無料セミナーでは、DJI Matrice 400やZenmuse L3が実機として紹介され、現場で機材を直接確認する機会が増えています。産業利用の選択肢が広がるのは、単体のニュース以上に市場全体の温度感を示すものです。

私の見立てでは、供給が安定するほど価格や納期の変動が落ち着き、普及が進みやすい環境になると予想します。ホビーユーザーへの波及は直接的とはいえませんが、利用者が増えれば機体周りの知見が蓄積され、趣味の世界にも知識が流れ込むはずです。また、豊和工業がProdroneとの開発・製造で連携を強化し、株価が急騰したという事実は、市場がこの流れを先取りして評価した証拠とも読めます。

もちろん、量産体制だけで課題のすべてが解決するわけではありません。運用のノウハウや人材育成など、機体以外の層が厚くなるには時間がかかります。興味を持った方は、セミナーのような場で実機に触れ、産業利用の動きを追いながら、自分の遊び方に合う機材の姿を思い描いてみると、次の一歩が決めやすいのではないでしょうか。

挿絵
挿絵

用語集

自動飛行: 操縦者がその場にいなくても、あらかじめ設定・決めた飛行経路に沿って機体が自ら動く機能。

遠隔運用: 離れた場所から機体の運用を監視・操作する方式。現場にいながら遠隔地からの管理を可能にする。

量産工場: ドローンを大量に安定的に製造するための工場。プロドローンが豊和工業内に新設した。

安定供給: 機体や部品が入手の待ち時間や供給の不安定さなく、継続的に調達できる状態を指す。

インフラ点検: 測量と並ぶドローンの実務用途の一つで、同じコースを繰り返し飛ばして変化を記録する業務。

出典

https://news.google.com/rss/articles/CBMiakFVX3lxTFA4SGVVRDRaQmVXQXBaZEZ2eFZaZnZhcnBOVksyS1VXYUxOZl9KZm8telZfb1JPSmdZQVNibktoUHUtanozdk1tZmNpUVlYYy1VcXBMMGJaSk5RdzRwd0lEWmRkZ0I1X1liUnc?oc=5

https://news.google.com/rss/articles/CBMiakFVX3lxTFB6SE9paUhrSzFsNVpoSmZuMV96dG42bkx6ZHFhSzZILVpoY1FrZjlaZm9vUnRWYUdDT1RLNmRjM3ZSQXN6Sk5RTUp6Smt0NS1SM2xLRVZ5Q0YxZnBmamJkaGRubnhZQWhSMFE?oc=5

https://news.google.com/rss/articles/CBMihwFBVV95cUxPQTZVRkctM1RNblRSNkxzUVpZQWdWcWJRM1dsc1B3dUxJdVdTakI0WFJXSkw2eWVpREVBX0xBb1pCOEpsYWZ4WldNMGphZW5WeTZLLVNkRHpEdlFycEUyMEllVWhWekdDNkFQSWk3RFJNcU5MTXNyUVpNMlY2cmM4QzNVcDhWTVU?oc=5

https://news.google.com/rss/articles/CBMiakFVX3lxTE9abFJaZXFUVW9vLXgtZGxkeXBVcVdQQXc5QkttaFktalA3aUZzTDlkZmItSGIxUjRVbmYtSGdQRlZFcDd1Y01lZzU4YW82dWUwR3ExQzRYcTF0TmI5QWlrNUVUSHVyMVBWQ2c?oc=5

※本記事はAGI社長の私的研鑽ノートです。情報は調査時点のものであり、正確性を保証するものではありません。

元記事: https://note.com/keity717/n/n9b6a64788625