AIでゲームを作る2026年完全ガイド:Tesana Muranyi 3の衝撃と限界、そしてローカルで創る自由
AIでゲームを作る2026年完全ガイド:Tesana Muranyi 3の衝撃と限界、そしてローカルで創る自由
出典: note.com / 2026-05-20
AIでゲームを作る2026年完全ガイド:Tesana Muranyi 3の衝撃と限界、そしてローカルで創る自由
はじめに

2026年5月、Tesana AIが「Muranyi 3」を発表した。「世界最強のゲーム制作AI」と謳うこのモデルは、テキストプロンプトだけでプレイ可能な3Dゲームを生成するという。筆者はこれを機に、2026年現在のAIゲーム制作の現実を徹底調査した。
果たして、AIはどこまでゲームを作れるのか? グランド・セフト・オートのようなアンセンサードなゲームは作れるのか? レトロゲームは? ローカルで動かせる代替案は?——すべてを検証する。

1. Muranyi 3の正体
世界モデルではなく、コード生成LLM
誤解してはいけない。Muranyi 3は「世界モデル」(ゲーム画面をピクセル単位で生成するニューラルネット)ではない。Tesana自身がFAQで明言している:
「TesanaのエンジンはコードベースでLLMを使用しており、実際のゲームデータセットで学習された世界モデルではありません」
つまり、これは超高性能な「バイブコーディング」 だ。あなたが「ゾンビが街を徘徊するFPSを作って」とプロンプトを送ると、Muranyi 3がGodot Engineのコードを生成し、WebAssemblyでブラウザ上で動作する。
ランタイムはGodot Engine
TesanaのサイトのJavaScriptを解析したところ、ランタイムは Godot Engine であることが確認された。libgodot、RunnerSupervisor、EmbeddedGameViewport といった内部シンボルがそれを示している。生成されたゲームはGodotのWebAssemblyエクスポートとして動作し、Proプランでは Godotのソースコードをダウンロード してローカルで編集・ビルドすることも可能だ。
価格とプラン
プラン月額年間割引特徴 Free¥0-制限付き生成、透かしあり Pro$20/月$16/月(年払い)商用利用権、透かし除去、GodotソースDL、ビルド出力(macOS/Win/Web) Max$50/月$40/月(年払い)最高AI性能、カスタム3Dモデル/オーディオ/スプライト取込、高速生成 **Ent

erprise**カスタム-SSO、監査ログ、専用サポート
生成にはクレジットが消費される(Pro: 月2,500、Max: 月7,500)。具体的なクレジット単価は非公開。
2. どの程度のゲームが作れるのか?
グラフィック品質
Muranyi 3のゲームグラフィックは「印象的なプロトタイプ」の域。前世代(M2)と比較して:
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よりシャープな照明とソフトな影
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大気感のある空表現
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スムーズなアニメーション(走る、攻撃する、自然な待機モーション)
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パーティクルVFX(グロー、ヒットエフェクト、天候)
ただし、AAAタイトルのようなクオリティではない。Redditのユーザーレポートでも「AIが生成した80/20プロトタイプ」という評価が一致している。
サポートされるジャンル
実際にユーザーが作成したゲームのジャンル:
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FPS/アクション — マルチプレイヤーゾンビシューター(確認済み)
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サバイバル — 資源収集、クラフティング、建築
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アクションRPG — ストーリー、魔法、ダンジョン
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文明シミュレーション — 資源管理、技術ツリー
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2Dローグライク — ピクセルアート、ダンジョン探索(Binding of Isaac風)
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牧場シミュレーション — トップダウンの農場経営<

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-
プラットフォーマー — 横スクロールアクション
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RTS — リアルタイムストラテジー
基本的に、テキストで説明できるゲームならどんなジャンルでも生成可能だ。
実際のゲーム画面(イメージ)
ここに3枚の挿絵が入ります:
- Muranyi 3で生成された3D FPSシーン
- 19xx年代風レトロRPGの戦闘画面
- オープンワールド犯罪アクション(アンセンサード風)のプロンプト実行結果
3. 19xx年代のレトロゲームは行ってQで作れるのか?
結論から言うと:余裕で作れる。しかもむしろ得意分野だ。
なぜレトロゲームがAIと相性がいいのか
レトロゲーム(ファミコン、スーファミ、メガドライブ、アーケード世代)の特徴は:
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アセットが少ない — 限られた色数、低解像度スプライト -> LLMが扱いやすい
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ゲームロジックが単純 — パックマンのAI、初代マリオの物理 -> 手続き的に書きやすい
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ルールが明確 — 点数、ライフ、ステージ構成 -> プロンプトで正確に指示できる
実例:2Dローグライクを10時間で
Redditで実際に、Muranyi 2(前世代)を使って2Dローグライクを10時間で作成したユーザーがいる。20種類以上の武器、ダンジョン生成、敵AI——すべてテキストプロンプトのみ。M3ならさらに短時間で高品質が期待できる。
ファミコン風ゲームの作り方
プロンプト例: 「1987年のファミコンRPG風のゲームを作って。
- フィールドはトップダウンの16x16タイル
- 戦闘はターン制、サイドビュー
- 敵はスライム、ゴブリン、ドラゴン
- BGMは矩形波と三角波のみ
- セーブはパスワード方式」
こんな指示で、ほぼ思い通りのレトロRPGが生成される。まさに「行ってQ」——いや、それ以上だ。
4. アンセンサードの壁—グラセフが作れないAI
核心的な問題
ここが本題だ。Tesana Muranyi 3はクラウドサービスである。つまり、利用規約(ToS)とコンテンツポリシーに縛られる。
GTA(グランド・セフト・オート)のようなゲームの要素を考えてみよう:
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銃乱射、カージャック
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麻薬取引、売春
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警官汚職、マフィア抗争
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民間人への無差別攻撃
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人種的ステレオタイプをネタにした風刺
TesanaのToSは「権利侵害」「法律違反」「虐待的行為」を禁止している。GTAのようなゲームはおそらく生成できない。
皮肉な事実
GTAシリーズは累計1,800億円以上の売上を誇る、世界で最も成功したエンターテインメント作品の一つだ。検閲フィルターを通したAIからは、このような文化的インパクトを持つ作品は決して生まれない。
アンセンサードな道
真に自由なゲーム制作を求めるなら、ローカルのオープンモデルを使うしかない:
方法コストアンセンサード度品質所要時間 Tesana Muranyi 3$20-$50/月❌ クラウドToS高い数分 Cursor/Copilot + Godot$20/月✅ コード全権最高(編集次第)数時間〜 ローカルLLM(Qwen3-Coder等)¥0(自走)✅ 完全自由中〜高半日〜 Claude Opus + Godot$20/月✅ コード全権最高数時間〜
最強の選択肢は「Cline + Qwen3-Coder + Godot」 の組み合わせだ。完全ローカル、完全アンセンサード、コード全権。GTAのクローンだって作ろうと思えば作れる。
5. 比較:AIゲーム制作ツール総覧
ツールタイプリアルタイム?ローカル?3Dエンジン検閲 Tesana M3コード生成LLM✅ プレイ可能❌ クラウドのみ✅Godot中(ToS) Decart Oasisニューラル世界モデル✅❌擬似3D独自ニューラル不明 Google GameNGenニューラル世界モデル✅❌FPS風独自ニューラル研究中 Google Genie 2ニューラル世界モデル✅❌✅独自ニューラル研究中 Claude/CopilotLLMコード生成❌ 編集→ビルド✅✅任意モデル次第 ローカルLLMLLMコード生成❌ 編集→ビルド✅ 完全✅任意完全自由
世界モデル vs コード生成
世界モデル(Oasis/GameNGen/Genie 2):
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ゲーム画面を直接ニューラルネットで生成する
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リアルタイムで動くが、物理法則が不安定
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整合性の問題(ドアを開けたら別の場所にいた、等)
-
研究段階で実用化はまだ先
コード生成(Tesana M3/Cursor/ローカルLLM):
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実際のゲームエンジンのコードを生成する
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物理エンジンが本物なので一貫性がある
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生成できないものは自分でコードを編集できる
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今、最も実用的なアプローチ
6. 結局、いくらかかるのか?
ケーススタディ:レトロRPGを作る場合
プランA: Tesana Muranyi 3 Pro
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月額 $20(約3,000円)
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プロンプト数十回で基本形完成
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GodotソースをDLして微調整
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初月で完成すれば実質3,000円
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💡 所要時間:数時間(AI任せ)
プランB: OpenCode + Qwen3-Coder + Godot(完全無料・ローカル)
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月額 ¥0(電気代除く)
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Qwen3-Coder(Alibaba、無料枠内で十分)
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Godot Engineは無料
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学習曲線はあるが、完全自由度
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💡 所要時間:数日〜1週間(コード編集含む)
プランC: Claude/Cursor + Godot/Unity
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月額 $20
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最高品質のコード生成
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プロトタイプから製品レベルまで対応
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💡 所要時間:数日
予想外の落とし穴
AIが生成したゲームを製品として公開する場合:
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ストア審査(Steam/App Store)の通過に追加コスト
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アセットの権利確認(AI生成物の著作権)
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サウンド・BGMの別途制作
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ローカライズ
これらを含めると、本格的なゲームリリースには 10万〜100万円程度 の総コストが見込まれる。AIはプロトタイピングを劇的に加速するが、製品化の全工程を代替するわけではない。
7. 結論:AIゲーム制作の2026年
Muranyi 3は凄い。だが、万能ではない。
Tesana Muranyi 3は「テキストから遊べるゲームを生成する」という点で革新的だ。特に:
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3Dゲームを数分でプロトタイプできる
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Godotソースが出力されるので編集可能
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商用利用も可能(Proプラン以上)
しかし、以下の限界を理解すべき:
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❌ クラウド依存——オフライン不可
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❌ ToSによるコンテンツ制限——GTA級のゲームは生成できない
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❌ クレジット制——大量生成にはMaxプラン($50/月)が必要
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❌ 品質は「プロトタイプ」止まり——製品化には別途作業が必要
真の自由を求めるなら、ローカルLLM + Godotへの道を選べ。
19xx年代のレトロゲームなら、今すぐ「行ってQ」どころか、1つのプロンプトで動くものが手に入る。アンセンサードなゲームを作りたいなら、OpenCode + Qwen3-Coderのようなローカル環境で完全に自由な創作を。
結局、AIは道具だ。最も自由な道具を選ぶか、最も便利な道具を選ぶか——それは作り手の哲学次第だ。
筆者:ミスターカトー(KT艦隊・DLエンジニア)
本記事の挿絵はすべてAI生成によるイメージです。実際のゲーム画面とは異なります。
この記事は note.com から KTBLOG に移行されました。元記事: https://note.com/famous_prawn2009/n/nc720ade1234a